東京23区への引越し完全ガイド
東京への引越しを検討中の方へ。費用の相場から手続き、業者選び、区選びまで、 データに基づいた実用的な情報をお届けします。初めての東京生活を成功させるための 完全ガイドです。
あなたの引越し費用はいくら?
4つの質問に答えるだけで概算がわかります
1. 引越し費用の相場
距離別の引越し料金目安
| 距離 | 単身(1R〜1K) | 家族(2LDK〜) |
|---|---|---|
| 同一区内 | 2〜4万円 | 5〜10万円 |
| 都内他区 | 3〜5万円 | 8〜15万円 |
| 関東圏内 | 5〜8万円 | 12〜25万円 |
| 関西・中部 | 8〜12万円 | 18〜35万円 |
| 北海道・九州 | 10〜18万円 | 25〜50万円 |
※荷物量、階数、エレベーターの有無、日時によって変動します
時期による料金変動
節約ポイント:3月〜4月の繁忙期を避けると、同じ条件でも半額近くになることがあります。 可能であれば5月以降の引越しを検討しましょう。
2. 必要な手続きチェックリスト
引越し1〜2ヶ月前
- 引越し業者の選定・見積もり取得必須
- 新居の契約・内見必須
- 現住居の解約通知(1〜2ヶ月前が一般的)必須
- 粗大ゴミの処分予約
- 荷造り資材の準備
引越し2週間前
- 転出届の提出(現住所の区市町村役所)必須
- 郵便局への転居届必須
- 電気・ガス・水道の解約/開始連絡必須
- インターネット回線の移転手続き
- NHKの住所変更
- 荷造り開始
引越し当日
- 旧居の明け渡し・鍵の返却必須
- 新居の鍵受け取り・状態確認必須
- ガス開栓の立ち会い必須
- 電気・水道の使用開始確認
- 荷物の搬入確認・破損チェック必須
引越し後14日以内
- 転入届の提出(新住所の区役所)必須
- マイナンバーカードの住所変更必須
- 運転免許証の住所変更必須
- 銀行口座の住所変更
- クレジットカードの住所変更
- 保険(健康保険・生命保険等)の住所変更
重要:転入届は14日以内に
転入届の届出期限は引越し後14日以内です。届出が遅れると5万円以下の過料が科される場合があります。 また、転入届を提出しないと国民健康保険や児童手当などの行政サービスを受けられません。
3. 引越し業者の選び方
業者選びの3つのポイント
複数社から見積もりを取る
最低3社から見積もりを取ることで、適正価格がわかります。 一括見積もりサービスを使うと効率的です。業者によって2〜3倍の価格差が出ることも珍しくありません。
補償内容を確認する
荷物の破損・紛失時の補償内容は業者によって異なります。 高価な家具や家電がある場合は、特に補償額の上限と免責事項を確認しましょう。
口コミと実績を確認する
価格だけでなく、サービス品質も重要です。 「引越安心マーク」の認定を受けている業者や、Google口コミで高評価の業者を選びましょう。
引越し見積もりを比較する
複数の引越し業者から無料で一括見積もりを取得できます
4. 区選びのポイント
5. 初期費用の目安
賃貸契約時の初期費用内訳
退去時の原状回復費用に充当
大家さんへの謝礼(返還されない)
不動産会社への手数料
入居月の家賃を先払い
2年契約が一般的
連帯保証人の代わりに
防犯のため推奨
家賃8万円の場合
家賃10万円の場合
家賃12万円の場合
6. 失敗しないためのコツ
内見時のチェックポイント
- 日当たり・風通し(複数の時間帯で確認)
- 携帯電話の電波状況
- 収納スペースの広さと使いやすさ
- 水回り(水圧、排水、カビの有無)
- 周辺の騒音(道路、電車、隣人)
- ゴミ置き場の清潔さ(住民の質の指標)
周辺環境のチェックポイント
- 最寄り駅までの実際の所要時間
- スーパー・コンビニの営業時間と品揃え
- 夜間の街灯と人通り(治安面)
- 病院・クリニックの場所
- ハザードマップの確認(浸水・土砂災害)
- 自転車置き場の有無と空き状況
よくある失敗と対策
失敗:内見は1回だけ
対策:平日と休日、昼と夜など複数回訪問して周辺環境を確認。 特に騒音は時間帯で大きく変わります。
失敗:初期費用を甘く見積もる
対策:家賃の5〜6ヶ月分を目安に準備。 引越し費用や新生活の家具・家電購入費も別途必要です。
失敗:繁忙期に引越し
対策:3〜4月は費用が2倍になることも。 可能であれば5月以降にずらして大幅節約。
失敗:通勤ルートを確認しない
対策:実際に通勤時間帯に電車に乗ってみる。 混雑度合いや乗り換えのしやすさを体感。